はだ産婦人科クリニック【札幌市/西区・手稲区】無痛分娩にも対応

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羽田さん通信

分娩施設までの距離のはなし

2018年06月30日 | 未分類 | 

2018年6月30日 土 曇り時々雨sadwink

梅雨のない北海道
と言われていますが、今年は本格的な梅雨の様な天気がもう1週間近く続いています。
「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」ってやつです。

ですが、今年のは何となく例年とは違う
まず6月中にこんな天気になるなんて・・・

例年は7月中旬にだいたい1週間
本州の梅雨明けが発表される頃に何となくじっとりして曇り空が続く・・・はずなのですが、今年はしっかり雨。
しかも霧雨からボタボタ雨色々です。
天気図見ると梅雨前線がしっかり北海道にやってきていて、もう普通に「梅雨」なんじゃないでしょうか?

さて、病院の話。
今月も終わりの日になって、1回しか投稿していないことに気付きまして(先週から気にしていたのですが)慌てて書いています

今日で今年の前半6カ月がぴったり終了。
去年と比べるとまた分娩数は少し増えて、各月の山谷はあるけどだいたい月に20件の分娩
まだ当院のキャパシティとしては余裕ありな感じです

そんな中で、無痛分娩を掲げている当院の患者さんの居住地についてのお話
当院の分娩方法は7~8割が無痛分娩

一番多いのは38週前後の計画無痛分娩なのですが、その理由としては・・・

経腟分娩を大目標・第1希望に考えているからこその無痛分娩
臨月に入って満期近くの胎児の体重増加を考えたら、お腹の中にいるだけで1週間に200~300gは大きくなる赤ちゃんをできるだけ出てきやすい大きさで分娩させてあげるのが、お産をお手伝いする立場としては当然のことだと考えます。
誘発分娩に対する否定的な意見は根強いものがありますが、メリットとしては、分娩の3要素を考えたら「程よい大きさで」ってとても重要だと思うんです。

分娩の3要素=娩出力・産道・胎児など娩出物
その中で見通しや調節が可能なのは赤ちゃんの大きさだけ!だと思うんです。
産道は広げられないし、筋トレしても娩出力はそんなに変えられないし・・・
だから経腟分娩を第一目標に考えるのなら誘発分娩にしたとしてもメリットの方が大きい(大き目の赤ちゃんの回旋異常で帝王切開とか、早めの誘発が妊娠高血圧の重症化を防ぐとか)と思うんですよ。

話がだいぶそれちゃいました
で、計画分娩が大部分なので無痛希望の方は遠方の方も多いんです。
陣痛が来たり破水してバタバタとかなるべくならないように、出来るだけ安全な方針を考えて、早めに誘発の時期を設定したりしています。
札幌市内の患者さんでもよく中央区くらいだと「遠いけど大丈夫ですか?」とか聞かれるのですが、最近だと、倶知安や岩内、岩見沢や三笠の患者さんが通院してきているので「大丈夫!」

お産(特に初産)って、患者さんにとってはわからない事ばかりで何事も心配になってしまうと思います。
でも、どの病院もそうだと思うけど、なるべく患者さんの不利益になりにくい方法を選んで、いい方針を提案していくと思うので、何でも相談していただきたいと思います。

そういえば来月は釧路から分娩させてほしいって患者さんが・・・
無事に札幌までたどり着いてほしいけど、産まれそうになったりしたらくれぐれも無理はしないでほしいなと願うばかりです。

産科不足の北海道。
ますます遠方の患者さんが増えるのかな?

“分娩施設までの距離のはなし” への2件のコメント

  1. 花子 より:

    初めてこちらのサイトに伺いました。
    先生のお人柄がよくわかるお話しだなーとおもい、色々読ませていただきました。
    しかし、産科のみで婦人科は…?との思いで書き込みさせて頂きました。
    お忙しいとは思いますが、ぜひ婦人科のお話しものせていただけるとありがたいなと思います。女性にとってお産後の方が自分の体を蔑ろににしがちなのです。特に婦人科系の違和感はつい我慢してしまいます。
    我慢をするなと背中を押す一言があれば色々な婦人病の早期発見にも繋がるのではないかと…。 ご検討下さいませ。

    • hadasan より:

      花子さん はじめまして
      コメントありがとうございます。
      開業医をして4年半が過ぎましたが、普段の外来患者さんは産科:婦人科=1:1~2くらいですが、入院になると30~40:1で、産科の話が多くなってしまいました。
      勤務医時代は婦人科>産科だったのですが・・・(;^ω^)
      これからはチョクチョク外来の婦人科のお話書いていこうと思います。
      今後ともよろしくお願いします。

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