はだ産婦人科クリニック【札幌市/西区・手稲区】無痛分娩にも対応

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羽田さん通信

はだ産クリニック 2019年のまとめ② 出産時刻は9時~19時93.4%

2020年02月07日 | 未分類 | 

2020年2月7日 金 雪laugh

2月に入り、急に通常通りの冬に様変わりの札幌
ここ4日くらいは連日雪
最高気温も氷点下の真冬日が4-5日続いています。
積雪は一気に増えて50-60㎝くらいになったかな?(平年並みとまではいきませんが)

例年なら当たり前なんだけど、一気に降る雪はなかなか大変。
道路は狭くなり渋滞し、電車は遅れ、患者さんも減ります

全く降らないとか少ないのも困るけど・・・
反対に、止まない雪はないとも思うけど・・・
ずっと同じ感じで降ってくれたら楽なんだけどね。

先週1月31日の
我が手稲区から選出の札幌市議会議員のFさんが来院されました。
ここ数年、大都市札幌でも分娩施設が毎年1-2件のペースで減少(閉院か分娩中止)している事実を、医師会の議員さんをお招きしての懇親会なんかでしつこく警鐘を鳴らしてきた僕のところへ、その実情について教えてほしいというもの。
産婦人科医としてというより、一市民、一日本国民として今の少子化問題には強い危惧を抱いている僕としては喜んで、知っている限りの事実をお伝えしました。
詳しいことを書くと、1回のブログでは収まらないくらいになりそうなので・・・
次回書くことにします。

で、今回は前回の続き
2019年のクリニックまとめをちょっと詳しめに追加します。

当院へ通院して来てくれている妊婦さんの出身地を現住所で調べてみました。
全分娩274件の内で、札幌市が64.6%(内訳は手稲区27.0%、西区18.6%、北7.3%、中央区6.2%、豊平区2.2%、東区1.8%…)
後志地区10.2%(小樽6.9% 余市町1.4% 倶知安 岩内…)
札幌以外の石狩地区 8.4%(石狩市4.7%、岩見沢 千歳 恵庭…)
胆振地区 2.2%(苫小牧市 室蘭市 登別市…)
以上が通院して来ていた人達で、遠くからの人も結構いたなぁと実感します。
あとは道内や本州・海外の方々で里帰り分娩の人です。 

遠くから来てくれた人たちは無痛分娩を地方でやっている分娩施設が少ないことが一番だけど、札幌以外の地方では分娩施設自体が閉鎖や休止しているという北海道の出産事情も影響してると思います。

当院の分娩の特徴としては、無痛分娩が多いことと計画分娩が多い事と自覚していますが、さてその実態評価として
①無痛分娩における吸引分娩率 探ってみました。
無痛分娩228件中、吸引分娩は84件(36.8%)と、普通分娩の吸引分娩率 26件中2件(7.6%)よりは多くなっています。
もちろん初産の方のほうが介入する割合が多いのも事実。
ただ、無痛分娩で帝王切開が減らせる一面もあって、吸引が多いことが欠点というの言い過ぎかと思います。一つの特徴です。
 

②計画分娩はうまくいっているのか?という観点から出産時刻を調べてみました。
1年くらい前から、「子宮口の硬い初産婦さんは前日入院して来てください」というシステムにして、午前の時間に出産する方が少し増えました。
ただ、12時から19時台の出産は235/274=85.8%
9時から19時台の日勤+準夜前半に拡大すると、93.4% という数字になりました。

「お産はいつもお危険と隣り合わせ。できるだけ安全なお産を心がけるなら、マンパワーの多いときに分娩を」
と思っている僕としては、みんなの力もあってコントロール出来ていると感じます。
分娩時刻については更に精度を高めて、頑張っていこうと思います。

さて、今回の2019年のまとめもこの辺で
安全に、患者さんが安心して出産に臨める分娩施設としてこれからも前進していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします

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