創設メンバーHさんの出産
2020年3月30日 月 晴れ
お天気は晴れ
春らしいしっかりと強い日の光が日中降り注いでいました。
病院の中にいるとあたたかいそうだなぁと期待していましたが、予想に反して外はまだまだ冷たい風が吹き、春本番はも追う少し先です。
月日の移り変わりは早いもので、もう3月の末になってしまいました。
今年も1年の1/4が終了
しかし、この1か月、巷は何といっても「新型コロナウィルス」のニュースで持ち切りです。
2月に比較的早くに感染が報告された北海道よりも、今は感染拡大の中心が東京や大阪に移ったみたいです。
今日のニュースでも、僕たち世代には思い出深いコメディアン志村けんさんが、コロナウイルス肺炎で亡くなったと発表されていました。残念です。
でも、またマスコミは「パニック論調」を強めるのだろうと複雑な気持ちも沸いてきます。
日々コロナ情報ばかりが更新される毎日に何となく欝々とした空気がぬぐえないストレス。
早く解消してほしいです。
ちなみに、北海道では新たな感染者が増えず、ピークは過ぎたのか?と感じるここ数日。
北海道知事の緊急事態宣言も、発表された時は個人的には否定的な印象をもっていましたが、今となっては良い一手だったのかな?とも思えます。
まあ、コロナ騒動の結末を見なければ、現在の状況が実際はどうなのか?誰もわからないんでしょうけど・・・
さて、先日合ったお産の話
当院が僕の代になって6年半になりますが、そのリニューアル当初に助産師さんとして、不安定なクリニック創設時期を支えてくれたHさんが当院で出産されました。
何とも感慨深い、嬉しいお産でした。
2013年11月に当院が開業した時、助産師3名、看護師3名、事務2名、看護助手1名の細々と船出した「はだ産婦人科クリニック」。
開院前に職員募集をしても、応募してくれる人たちで大盛況ってことはなく、応募者から希望される勤務条件とこちらが提示する条件が違っていたり、ちょっと冷やかし的な応募もあったりで、職員集めの大変さを感じながらの開業準備でした。
そんな時に、開院メンバーナースMさんの紹介で来てくれたHさん。
初めのころは、お産患者さんはもとより、外来患者さんさえ全然いなくて、「まじめに医療をやっていればいつかは来てくれる!」と言い聞かせての診療でした。
お産がコンスタントに入るようになったのは開設後5カ月目のⅠ産婦人科の閉院ショックから。
その数は今の4分の1くらいで、職員には暇な思いをさせてたろうなぁと思います。
開院当初集まってくれた職員は、大きな病院に勤めていた人が多くて、無痛分娩のや分娩介助経験もなく、「自然に陣痛が来て、赤ちゃんが普通に生まれるのが一番いい事」という考えで仕事してきた人ばかりでした。
Hさんも例外ではなく、無痛は初めて見るし、医療介入してでも安全な可能性を上げたい僕とは小さな意見の相違とかがあって、少しずつ話し合いながらクリニックを作っていったなあと思い出します。
そんなHさん、開院2年で旦那さんの転勤で当院を退職されました。
3年くらいご無沙汰していたところ、この度お子さんを授かったと、当院を受診してくれて・・・
職員は半分以上は入れ替わってるけど、職場の裏側も知ったところでの出産って、気兼ねしてしまう医療者も多いと思うけど、当院を指名してくれて、嬉しいと思うのと同時に、しっかりやります!っていう気持ちにになりました。
妊娠中、切迫早産で2週間くらい入院生活も送ってもらったりで、平坦な妊娠生活ではなかったと思うけど、明るく前向きに妊娠生活を送っていて立派だなと思いまっした。
そして背の高いHさんからはやはり大きめの赤ちゃんが育って・・・
ご本人の希望も考えて37週での誘発無痛分娩にしました。
今までたくさんの出産を見てきたHさんは分娩近くなって、「痛いの嫌だから無痛にする!」って決心しての無痛分娩。
自分で麻酔されるのと、患者さんがされているのを介助するのとはやはり違うようで・・・。
今回の出産では分娩時に会陰が裂ける会陰裂傷が大きくなってしまい、縫合に結構時間がかかったけど、痛みはコントロールできてたので問題なくできました。
いろいろ体験して初めて分かったこととかあったと思いますが、分娩後のお茶会で「みんなに勧める」と言ってくくれていて、無痛分娩のよき理解者が増えたのかなと思いました。
「知り合いの出産は難渋する」なんて言う産婦人科的な都市伝説も聞いたことがありますが、昔の職員さんが患者さんで来てくれることに、医者冥利みたいなものと、何か特別な気持も沸いてきます。
(勝手に自分が家族の様な気持ちになって・・・)
元気に赤ちゃんが生まれてよかった~
これからもHさん家族が元気でいられますように・・・応援します
羽田院長
コロナに負けず、元気でいらっしゃいますか?
他の方も大丈夫でしょうか?
私もコロナのほうはどうにか大丈夫です。
しかし、自粛要請などで札幌へは戻れないでおります。
暫くは東京でおとなしくしてます。
羽田院長はコロナに負けず頑張ってください
みやこしさん お元気ですか?
僕は全く変わりなく元気です。
東京ほどではないと思いますが、世の中の騒々しさがちょっとストレスですけどね。
みやこしさんになかなかお会いできず寂しい思いをしていました。
お帰りになったら、また顔を見せてくださいね。
羽田院長
お返事遅くなりました(^◇^;)テヘッ
お元気でよかったです。
札幌は第二波がきているようですが気をつけてくださいね。
札幌にはいつ戻れるのか分かりませんが、戻りましたら連絡いたします。
通院は自宅にて2週間待機してからですよね?
みやこしさん
ご連絡お待ちしています。
自宅待機は、今のところ、急を要するものでなければできれば2週間。
その前に、必要な受診と思われるときはご一報ください。
刻々と状況は変わりそうなので。早く緩和したいです。
(๑•̀ᄆ•́ฅラジャー!!
羽田先生、札幌も桜開花したのですね