はだ産婦人科クリニック【札幌市/西区・手稲区】無痛分娩にも対応

産科・婦人科・小児科(新生児)・麻酔科

羽田さん通信

多国籍患者さんが増えています

2020年08月23日 | 未分類 | 

2020年8月23日 日 晴れsmiley

お盆が過ぎた札幌
4日前までは34℃とかいって、真夏の気温と太陽だったのに、一雨winkはさんで、爽やかともいえる、清々しい日曜日になりました。
26℃くらいかな?

病院の外来診療はお休み
明日の出産予定の患者さんが入院してきて、子宮口に水風船を入れたお仕事が終わり、今赤ちゃんの元気さを確認のモニター中です。
産婦人科の医者の仕事は「待ち」の仕事も多いんですよね。
病棟では、患者さんは5人と静かな休日になっています。

最近の話題は色々あったのですが、ブログ書くぞ!って気合入れていても、いつもコロナの話ばかりが思い浮かんで・・・
そろそろ日常医療の話も「自粛開放」したいと思います。
(更新間隔の間伸びはコロナのせいばかりではないのですが・・・

当院の患者さんの出身地のお話
当院の立地が、札幌市の外れで、小樽市よりにあって、小樽の市境まで5㎞。
北に向けては石狩市まで3㎞という位置なので、札幌市の郊外に工場を構える水産加工会社や、食肉会社、包装企業の工場などで働くベトナムやタイなどアジア系の職業訓練生がたまに来院されます。
その他にも中国の方は外来で数人は通院していたり、出産でも毎年1-2人は出産されたりしています。

ですが、ここ1-2年、更にほかの国の患者さんや、外国人を夫に持つ患者さんが多くなっているように感じます。
理由の一つは、当院から約90
㎞のところに国際的リゾート地ニセコがあります。
外国人がたくさん住んでいて、外国の方にとっては無痛分娩が当たり前的な考え方もあったりして、遠くから無痛分娩を求めてきてくれる患者さんが少しずつ増えていのかな?
今年も1か月ちょっと前にニセコからマレーシアの人が出産に来てくれていたり、ちょっと前になるけどオーストラリア人の旦那さんを持つ妊婦さんが来てくれていたり・・・。
(その患者さんたちがひ広めてくれているのもありますね。多分

今年の特殊な事情では、日本に滞在中にコロナ騒動で、母国に帰れなくなってしまったという患者さんもいらっしゃいました。
そういういろんな国の人が当院を指名してくれて受診に来てくれることはとてもありがたいと思う反面、言葉の壁があるとつい、外国の患者さんが来たら、通訳さんのいる大きな病院に行ってもらおうかと、尻込みしてしまうことも多いのが現実です。

僕も南米パラグアイに2年ほどいて感じたのは、外国で病院受診を考えなきゃならなくなった時って、とても不安だと思うんです。
特に、急なコロナ騒動で国際間の移動が出来ず、国に帰れなくなった妊婦さんなんて大変だろうな~とか、同情してしまいます。
病院を受診する外国人の患者さんとしては、しっかり悪いところを診てほしいのだろうし、病気の心配や不安が主なもので、日本人が思うほど、言葉について高い要求はしていないのではないかと思っています。
 

日本の常識では、外国人を見たら、英語や外国語で話しかけて当たり前。
通じなかったらこちらの責任?みたいな変な「へりくだり常識」が当たり前ですよね?

僕の(多くはないけど)2年ほど住んでいた海外経験では、外国人を見て、土地の人が外国語を話そうなんて人は殆どお目にかかったことがありません。
街では早口なスペイン語で話かけられて、通じてる?みたいな反応のお店とか、当たり前でした。

しか~し!
僕個人的には、どこの国の患者さんでも、出来る限りの医療を提供したいし、説明についても理解してほしいな~という思いもあって、
多国語翻訳機のポケトーク™を買ってみました

このポケトーク、なかなかの優れもの。
もちろん少しのタイムラグはありますが、結構すぐに訳して話してくれて、こちらの言ったことは文字にして表示され、間違っていないかを確認出来ます。
言語も英語だけでなく、中国語、イタリア語、ベトナム語、マレー語、スペイン語などなど数10か国翻訳できるらしい。
(今まで使ったのだけでも7-8か国ぐらい)

一人で語学学習にも使えそうで、楽しいおもちゃのようです。

ポケトークだけで外国人の患者さんを100%満足させてあげられるかは難しいと思いますが、まじめに医療をやって、我々のできることを日本人らしくやっていく助けになればいいなと思っています。

“多国籍患者さんが増えています” への13件のフィードバック

  1. ゆあ より:

    小樽に住んでおり、最近妊娠が発覚した者です。
    実家がはだサンに近いので今後はだ産婦人科に伺おうかと検討しています。
    普段から痛みに弱いので無痛分娩を検討しているのですが、出産後の副作用に悩む方がいると知りものすごく悩んでいます。
    はだ産婦人科で無痛分娩される方も多いと思いますが、副作用はやはり体質によりますよね?
    無痛分娩でも全く無痛では無いことは重々わかっているのですが、今から不安でしかありません..。

    • hadasan より:

      ゆあさん コメントありがとうございます。
      まずは妊娠おめでとうございます。
      無痛分娩についていろいろと勉強されたことと思いますが、近頃の情報源となりやすいネット情報では、書いた人も責任ある状態とは言えず、ある意味適当な情報が作られていると感じることもしばしば見かけます。
      無痛分娩の副作用という話ですが、どのような症状を副作用と言っているのかわかりませんが、麻酔を何もしない出産しても、会陰は裂けてしばらく痛むとか、麻酔なしで産後出血を止めることの苦痛を味わう危険性だとか、分娩自体の「副作用」と言ってしまえば色々なことがあげられると思います。
      不安が強い方は、むやみに情報を集めて、自分なりの解釈で答えを探そうとしないで、顔の見える関係性にある医師や助産師といった無痛分娩に精通した人に意見を求めることが、不安を解消する近道だと思います。
      当院をご指名いただいたなら、何なりとご質問いただき、不安を解消してもらえたらな~と思います。妊娠生活も楽しんでください!

  2. じゅり より:

    旦那がなかなか家に帰ってこれない仕事をしていて、計画無痛出産を考えている者なのですが道内からの里帰り出産はまだ受け付けていますでしょうか?予定日は3月で今他の産院のキャンセル待ちしている状態なのですが安定期にも入り分娩予約していない事が不安になってきました(;_;)
    こちらの産院が実家から少し離れているので悩んだのですが、他の方の口コミなど見て、出来ればこちらで出産したいなぁって思ってますが、分娩制限も他の産院ではかけられていたりするので、早めに伺いたいなって思ってるのですがいつ頃伺えばいいのかな迷っている所です。。

    • hadasan より:

      じゅりさん コメントいただきありがとうございます。
      当院での分娩予約についてですが、大変ありがたいことに、分娩予約が増えており、他院との掛け持ちでの分娩予約については、当院での分娩を希望していただいている患者さんの受け入れ範囲を減らすことにもなってしまうため、お断りしています。
      3月は今日現在は分娩予約に少しの余裕がありますが、お早めに受診いただく事をお勧めいたします。当院へ受診いただけるのであればその前にお電話で分娩予約状況を確認頂けるとお手間を少なくできると思います。
      また、道内からの里帰り分娩とのことで、当院では分娩予定日が普通分娩の患者さんより2週間ほど早い計画になり、32週から当院への通院をお願いしています。
      ご理解のほどよろしくお願い致します。
      この妊娠・出産がうまくいきますようにお祈りいたします。

  3. まみ より:

    最近妊娠が発覚したのですが、出産の痛みに強い恐怖感があり、
    無痛分娩を希望しています。
    今は釧路に住んでいるのですが釧路には無痛分娩をしている病院がなく
    不安に感じています。
    実家も釧路なので里帰り出産ではないのですが、
    無痛での計画出産は可能か教えていただきたいです。

    • hadasan より:

      まみさん 妊娠おめでとうございます。
      釧路の妊婦さんは当院で過去数人出産に来られていました。
      ですが、何度か通院してわかる妊娠経過の異常や分娩時のリスク評価が難しく、無痛で経腟分娩を計画していても帝王切開になってしまったケースもありました。
      また、分娩前に患者-病院関係を築く(出産や育児に対しての考え方は病院によって異なりますので)のに時間が少ないことや、産後の異常があった場合に、札幌市内で赤ちゃんの搬送があった場合などに自宅が遠くて不利益があることは否めません。
      そして、初産の分娩は時間が読みにくかったりという特徴もあるので、これらの考えられるリスクを受け入れて頂いて、作戦を立てて分娩に臨むことになると思います。
      出産前には1週間以上札幌に滞在してもらうとか、妊娠後期に入ったあたりで一度札幌に受診に来ていただくとか・・・
      色々考えて、方針をお考え頂ければ、もし当院でとなった時には最大限お力になれればと思っています。
      この度の妊娠・出産がうまくいきますようにお祈りします。

  4. いく より:

    はじめまして。過去に2度普通分娩で出産しています。
    ですが、てんかん持ちの為、今回妊娠したら無痛分娩でと考えております。
    こちらの病院では、コロナ禍の中、立ち会い出産は可能でしょうか?
    返答よろしくお願いします。

    • hadasan より:

      いくさん コメントありがとうございます。
      立ち合い分娩について、当院ではこの春の緊急事態宣言解除後、夫(または実母)など最低人数で、分娩当日の健康状態が問題のない人に限り許可しています。
      ただ、合併症をお持ちの方は、その治療経過や発作の頻度などによっては、当院のようなクリニックよりも、他の診療科も併設している総合病院などをお勧めする場合が多いです。
      受診にいらしていただけてからの評価が必要かもしれません。ご了承ください。

  5. しおり より:

    はじめまして。
    過去に同じ様な質問があったらすいません。
    第一子が緊急帝王切開での出産で、一年経ったので第二子を考えております。
    次は帝王切開ではなく下から産みたい気持ちがあるのですが、可能なのでしょうか?
    ネットで沢山調べましたが、北海道には中々無いみたいで諦めていた所、こちらで『緊急帝王切開から5年目のVBAC』というタイトルの記事を見つけたのでコメントさせて頂きました。
    宜しくお願い致します。

    • hadasan より:

      しおりさん はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      既往帝王切開妊婦さんについては、まずは前回の分娩をしっかり評価(帝王切開の理由や方法、前の妊娠からの間隔など)、次に今回の妊娠経過を見てて経腟分娩が可能かを判断します。当院では更に緊急帝王切開になる事態を想定の上で、いつでも手術できる体制をとるという意味で硬膜外麻酔で無痛分娩下に経腟分娩にTryすることにしています。
      どんな方でも「はい。できます」とは言えないのですが、ご了承いただければ幸いです。

  6. しおり より:

    お忙しい所返信下さりありがとうございます。
    ちなみにお腹を縦に切開しているのですが、横じゃないとtry出来ないということはありますでしょうか?
    宜しくお願い致します。

    • hadasan より:

      しおりさん
      帝王切開の反復の場合、縦切開(正中切開)の方がやりやすいです。
      時間的にも少し短く、お腹の中が癒着していたりしたら、へそ側に逃げて切開できるので。

  7. しおり より:

    前私の場合前回の切開が横でした。
    ということは下からの分娩にトライ出来ないのでしょうか?

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