アメリカ人夫婦の出産
2021年4月29日 晴れ
4月も最後の1週間
今日からGolden week突入です。
ここ数日は日中ポカポカ暖かい日が続き、GW前だというのに桜は満開
例年より1週間早い!
でも天気予報では明日から寒くなるとか言っていて、まだまだ春の不安定な気候なようです。
今年のGWはCOVID-19の感染が全く収束せず、東京・大阪をはじめ緊急事態宣言が出されてしまい、人の動きは極めて抑制されています。
大都市で感染が増えて2週間ほどで、日本中にも広がる今までの流れからは、GW中でも外出するな!動くな!っていうのはやむを得ないのかな・・・
最近ではウイルスの「変異」がなんて話もあって、相変わらずマスコミは社会の不安をあおる「使命」に実直に動いているけど、数字を見ていても若年者(30歳未満)はやはり死亡する人はいないようです。
変異したら若年者でも重症化するなんて報道を見ましたが、発表される数字では若年の重症者も極めて少ないのも、変異というう前とあまり変わりないようです。
これも最前線で頑張っている医療者の力と若者に対してのウイルスの性質があるのでしょうね。
(僕の個人的な見方は1年以上変わりなく、健常な若者や成人の人間性や経済を麻痺・破壊させてまで、感染防御を優先することへの疑問はぬぐえません。どんなにマスコミや政治家が煽ろうとも。亡くなりゆく人が必要としている人の温かさや、生まれてくる赤ちゃんや不安な産婦への家族の支えや愛情を奪ってまで・・・)
さて、先週の出産ですが、当院では初
アメリカ人夫婦の出産がありました、。
患者さんは北海道の端 えりも町から無痛分娩を求めてはるばる出産にやってきてくれた20代のご夫婦EさんとJさん。
とても明るい2人で、数年前から小中学校で英語の先生をしているとのことでした。
初めの触れ込みでは「日本語は話せない」なんてことで、前医からそういう人でも受けてくれますか?って問い合わせがありました。
気安く「OK!」とも言えないので、向こうの病院の事務の方だと思うけど、僕が言い訳っぽく「できる限りは頑張りますけど、意思疎通で問題があったり。医療上の急変に対して必ずしも良くない結果があった時には・・・」なんてしどろもどろな説明をお返しして、「それでもいいなら頑張ります」見たいなやり取りをしたのを覚えています。
でも,よくよく考えたら、僕が2年間南米パラグアイに滞在していた間に、現地の人で、お店でも病院でも、日本語で説明してくれる人なんて一人もいませんでした。
日本の常識では、「医療事故とかの時、説明がキチンとできていなかったら訴訟になるかも」とか、「外国語が話せないなら外国人の患者さんは受けない方がいい」っていうのが「普通」なんだろうけど、これって「世界の非常識」なんじゃないかな?と思いました。
そこでスタッフのみんなに、「患者さんも言葉は満足に伝わらないかもしれないけど、それも承知でうちを指名してくれたのだから精一杯できることを頑張りましょう」と声かけて、みんな納得してくれました。
「外国人経験」をしている僕としては、困って病院やお店に行ったときに「言葉が伝わらないからお断り」みたいな扱いが一番辛かったろうなと思いだしたりして・・・(パラグアイでは全くそんな経験はしなくて、移民の国だけあって皆さん片言のスペイン語で付き合ってくれました。)
当院でも、外国人だからって、日本人とは違う医療を提供するわけではないし、説明もできる限り伝わるように「半分英語の日本語で」お伝え
するとこのEさんJさん、結構日本語出来たんです
実際のEさんの出産は。まずは家から当院までが遠い
32週以降は当院に2週間おきに通院してくれたけど、臨月になってからは銭函のモーテル的な宿舎にしばらくお部屋を借りて札幌(小樽)滞在
夫のJさんは車で10分ほどかけて通院してくれていました。
背の高いすらっとしたアメリカ人で、お若い人だけあって出産はとても安産、
入院当日朝からゆ水風船で子宮頚管を拡張して、子宮口5㎝開大くらいまで頑張ってくれて、硬膜外麻酔。
痛みもコントロール出来て、穏やかなうちに、鼻の高い赤ちゃんを出産してくれました
秋には期限が来てに日本を離れると言っていたけど、この出産がいい思い出になればいいなぁ~
Eさん Jさん 残り短くなってきた日本生活も楽しんで
子育て頑張ってください
羽田先生お久しぶりです^^
3月に出産でお世話になりました五十嵐です。
ふと思い出し、久しぶりにこちら覗きました!
後藤先生が退任された記事を見て驚き、
羽田さんで四人のお子さんを出産した記事を見て、
3月のお茶会ではまだ3人の出産が最高記録だったのに(*゚▽゚*)
なんてブログを見て楽しませてもらいました♪
しかも今回は私の地元のお隣の町から通って出産に至ったご夫婦のお話…このご夫婦本当に凄いですね!なんせ陸の孤島と呼ばれてる地域ですから(^^;)
緊急事態宣言が発令され我が家の子供達が通う幼稚園も、
年少年中さんの初めての参観日が中止となり、お店の方も「マンボウ」から続く時短営業、アルコールの提供制限で生き辛い世の中ですが、なんとかかんとかやってます(^_^)
秋頃、がん検診?でしたっけ?
やった方がいいよ〜って先生に言われたのでそちらで顔見られる日を楽しみにしてますね♪
五十嵐さん お元気ですか?
返信が遅くなってしまいすみません。
遂に後藤先生が退職されて、また一人医者になってしまいました・・・
ですが!普段の外来を手伝ってくれる医師も来てくれることになりましたので、気分転換しながら頑張って行けそうです♪
秋ごろがん検診(または第5子)お待ちしていますよ(^_-)-☆
コロナに負けず、にぎやかに子育て頑張ってください!!
はじめまして。
最近妊娠が発覚し、いつも出産している病院が
立ち会い不可や分娩の時はPCRをしなければならないところになってしまい、今のうちから安心して出産できる病院を探しています。
はださんのところでは
緊急事態宣言中でも立ち会いや面会は出来ますか?
また、厚労省に連絡を取って確認したところ
PCRで感染してるかどうかわからないという回答を頂きました。そのため、PCR検査に関しては
強い不信感があり、分娩前に検査して陽性だったらと思うと納得が出来ないため、PCRを実施していない病院を探しています。そちらの方も回答頂けたら助かります。
小野さん コメントいただきありがとうございます。
この一連のコロナ騒動に関しては、病院ごとに(医者ごとに)考え方が異なり、対応策もバラバラだと思います。
呼吸器科や老人が多い診療科では比較的厳重に予防施設や検査を強制しているでしょうし、たくさんの人が出入りする規模の大きな病院では厳重にやっているところが多いと思います。
全ての社会的ルールや人間づきあいを無視してまでもコロナ対策が「絶対」であるかのようなマスコミの報道自体に不信感を抱いている僕としては、症状がない場合のCOVID-19検査(PCRや抗原検査)を患者さんに強要することはありませんが、疑わしい症状の方にはお願いすることもあります。
何度かこのブログでも書きましたが、悩みが多い患者さんと接する仕事をしていて、顔の見えないマスクを職員に強制したり、無用な距離感を作るフェイスシールド・アクリル板の類を当院では使用していません(症状のないときは…です)
体調不良時の職員の積極的な休職や、患者さんや家族の面会制限、発熱や感染症の疑いのある人の院内立ち入り禁止などはお願いしていますが、当院の対応で「感染対策をしていない」と感じる方は当院での診療を選択されない方が望ましいのではないかとお伝えしています。決して、当院が「ゆるい対策」だから当院を選んでほしいという思いではありません。
産婦人科医療という急変や緊急事態が起こりうる状況で、医師-患者関係を築く手段として、顔が見え、それなりに近い距離感が必要だと考えているから今の対応にしています(変わることもあります)。
以上のような対応で、ご理解いただければ、当院をご指名いただいた方にはできる限り安心できる医療を提供できるよう心がけておりますので、よろしくお願いいたします。
また、出産では、他院では受けられないことが多い無痛分娩希望の患者さんを優先的にお受けしていることをご了承ください。
返信ありがとう御座います。
コメントを書く前に
過去のブログも1年分ほど読みました。
ここならストレスなく、体を任せれる病院だと思いました。
マスク、フェイスシールド類については
私も症状がない場合は不要だと思いますので、
気にしませんし、普段から元気な時はマスク使いませんので、そこのところは大丈夫です。
ゆるい対策というより
風邪にたいしてインフル以上の扱いをする
過剰な病院は使いたくないなと。
もし予約できましたら、
お願い致します。
初めまして!!
無痛分娩できる所を探しております。
今現在は妊娠しておりません。
30代半ば年齢的にも高齢出産になるかと思います。
1人目の陣痛が恐怖で2人目を作る事ができないでいました。
でも年齢的に最後だと思うとどうしても産みたいです>__<
道東に無痛分娩できる病院がなくかなり遠方になります。
この場合こちらの病院で産む事は可能なのでしょうか?
子供がいますのでなかなか通院も難しいと思うんです。
どのような形で通院になるのでしょうか?
最初は近くの病院での通院でも可能なのですか?
詳しく教えて頂けると助かります。よろしくお願いします。
y-ponさん
当院での出産をご希望いただいた患者さんには、できる限り患者さんの住まいや家族事情なども考えて、対応させていただくというのが当院の遠方在住の方への対応ですが、患者さんそれぞれ事情が異なるので、この場で、当院での分娩が可能か不可能かというお返事は出来かねます。
一般的には、一度札幌に来る機会を作っていただき、当院での分娩が可能か否かを相談の上で決めさせていただく必要があると思います。
遠方の方は急な分娩になる場合の危険性や、通院回数が少ないといったコミュニケーション不足も大きなリスクになると思いますので、そのハードルを越えられない場合は遠方(当院)での分娩は難しいかと思います。
これ以上の詳細な話は診察してからになるかと思います。ご了承ください。
お返事ありがとうございます。
過去のブログを一通り読ませて頂きました。
通院回数が少ない事やコミュニケーション不足などは承知の上です。
急な分娩になる場合の危険性は一度そちらに伺った時に詳しく聞かせて下さい!!
妊娠すらしていないのですが一度そちらに行ったほうがよろしいでしょうか?妊娠してからのほうがいいです?
y-ponさん 妊娠してからで全く問題ありません。
妊娠後にまずはお電話でご連絡をいただければと思います・