無痛分娩布教活動@Sapporo.Hokkaido
2023年1月12日 木 晴れ
新しい年が始まって12日
毎日忙しく外来診療・出産と、重たい体を上下に走らせ頑張っております
正月の休みが明けて、連日外来は予想通り混雑しています。
医療秘書さんを2人おいて外来2列回しでしたが、だいぶ患者さんをお待たせしてしまい、すみません
外来以外は毎日2人ずつお産があって、今日は今年初めての帝王切開分娩もありました。
前の出産が帝王切開だった患者さん。
無事に終わりましたが、外来はまた渋滞してしまった・・・
ホント申し訳ないです
最近の診療以外には・・・
昨日札幌市内の地域周産期センター病院のJCHO北海道病院で、無痛分娩を始めたいから、講演してほしいという依頼がありまして、行って来ました。
J病院は昨年分娩取り扱いを中止したK病院の分娩機能を吸収する形でJ病院が引き継ぐことになって、K病院がかつて実施していた無痛分娩を、タイムラグはあるもののJ病院で再開?するという話でした。
だけど地域周産期センターの総合病院で、誰も無痛分娩の経験がないということで、僕に実際どうなの?どう言うとこを注意したらいいの?という内容で講演会を依頼されました。
そんな講演会はJ病院の講堂でしたが、聞いていた前情報では20-30人くらいの聴衆との話でしたが、産婦人科医師・麻酔科医師・助産師・手術室ナースから院長先生・小児科医などで一杯
60人くらいいたそうです。
講演内容は
①はだ産婦人科クリニックの概要 ②麻酔について ③当院の無痛分娩の流れ ④当院の分娩実績 そしてまとめ
というもの。
作ったスライドは40枚強ですが、講演時間は45分ということだったので、ちょっと早口になってしまったのが反省点
講演会は発表後にも助産師さんや麻酔科・循環器の部長などから質問をいただいたりして、興味を持って聞いてもらえたのかと感じました。
本で見るだけではわからない無痛分娩の実際について、導入前に少し理解を深めるきっかけになったら、幸い。
あと、スライドを作っていて、いろいろ勉強になったのですが、僕がクリニックを継承して昨年末までの9年2ヶ月で2421件の分娩に立ち会うことができて、そのうち2010件が無痛分娩。帝王切開と普通分娩がほぼ同数の200件強ってことに、まだ10年に満たないけどずいぶん多くなったなぁと実感しました。
いろいろなお産があったけど・・・
こういう機会ってなかなかいただけないもので、貴重な経験をさせていただいたことに感謝
明日は後輩が院長を務める札幌市内のS産婦人科のDr.と看護師長さんが無痛分娩見学に来る予定。
日本中では約10%といわれる無痛分娩施行率。
札幌でも無痛分娩が広がって、妊婦さんたちの選択肢が広がり、出産に対する不安が少しでも減って、少子化社会のブレーキの一因ななればいいなぁと思いつつ、「布教活動」頑張っていこうと心新たにしています
コメントを残す