東日本大震災5年目
2016年3月11日 金 曇り時々雪
3月も中旬に差し掛かったというのにまだ寒い日が続いている札幌。
でも、道路の雪は日に日に少なくなり、裏道に入っても、アスファルトがチラホラ顔を出してきて、春は確実に近づいていることを感じます。
今日は日本人にとって忘れられないだろう、あの3月11日でした。
ここ数日のテレビ番組では震災から5年という特集番組が毎日放送されています。
振り返れば5年・・・長いような短いような
我が家はあの時 まだ南米にいました。
移住地の皆さんが「ドクトル!日本が大変なことになってるからテレビ見てみなさい!」
って電話やらメールやらで知らせてくれたのを覚えています。
そこには仙台空港や名取市の田畑が波に飲み込まれていく映像だったり、釜石や気仙沼や石巻の町が大津波に破壊されていく映像だったり・・・信じられない光景が現実に起こったんだと、恐怖を感じるものばかりでした。
さらに連日パラグアイの現地のニュースでも、原発が爆発したとか死者行方不明者多数などと報じられていました。
遠くにいて何の役にも立たない自分にもどかしさを感じ、僕を派遣してほしいという考えもあり、パラグアイから災害派遣は出さないのかと地元の政治家に聞いてみましたが、地球の裏側の貧しい国。
到底他国の援助なんてできるは無理だったのでしょう。
(日本からある意味「援助に」出ている医者を逆輸出なんて今考えたら無理な話をしたものです)
この数日の報道を見ていると、復興はまだまだとか、援助が足りないといった論調の内容が多いのが少し気になります。
現場の人たちは生死の境目から頑張って立ち上がろうとしたことは想像に難しくないですが、(その心身ともに大きなダメージから必死で頑張ったであろう姿には敬意しかありません)、災害が多い日本という「先進国」だからこそ立ち直(りかけて)いる面も少なくないんじゃないでしょうか?
当時パラグアイの日系人が僕に言いました。
「日本だからまた立ち上がるだろうけど、こんな大災害がこの国(パラグアイ)で起きたら国が滅んでしまう」と。
そして5年が経ち、爪痕はまだ残るのでしょうが、着実に復興に向かっているように+にとらえている僕のような人間からは、日本ってすごいんんだな~と感じることもしばしば。
日本の政府や、たくさんの民間や海外からの支援の手。この国の倫理観や道徳観念・・・
いろんな日本のよいことが作用して、今回も、そして今までも多くの災害から立ち直ってきた事実を、前向きに報道して、国民に知らせてもいいのに・・・と思う僕がいるのも事実。
(この5年と言う日に、思うところを書きましたが、ご意見の異なる方も多数いらっしゃるでしょう・・・一私見としてご容赦ください)
亡くなられた何万の方とそのご家族には 心からお悔やみを申し上げます。
羽田先生には、本当に感謝しています。以前は、どこの病院に行って診てもらったらいいのか、嫌な顔をされるんじゃないか・・電話でお断りをされてしまうんじゃないか・・悩んでいました。先生が優しくお年寄りを診察してくれて、同行したご家族も、とても感謝していました。 先生のおかげで我が特養は遠くても、診察に行きますので今後ともよろしくお願い致します。 今日も遅くになって診察をお願いし、病院を紹介して頂いたり、お忙しいのにありがとうございました。
高橋さん いつも大変お世話になっております。
患者さんはその後どうなさっているのでしょうか?
何か困ったことなどがありましたら、僕の力になれることでしたらば力を尽くしたいと思っておりますので、何なりとお話しください。
大変なお仕事と思いますがこれからの宜しくお願い致します